松阪木綿とバックブランドsuolo(スオーロ)のコラボレーションのショルダーバッグです。
生地は、松阪木綿の単糸(16番)で織られたものを使用しています。
カラーは正藍染の濃紺色と白色(見た目グレー色)の細い縞柄となります。
落ち着いた印象があり、性別を問わず、季節感のない仕上がりとなっております。
果実収穫用バッグをモチーフに作られたsuolo(スオーロ)のcrop miniをベースにしております。
ショルダーバッグとしても手提げとして使える2wayバッグですが、suolo(スオーロ)のコンセプト、ガーデニング的なスパイスを振りかけた上品なバッグになっています。
開口部を留め具で止めると狭くなり、スタイリッシュな雰囲気になります。
雰囲気の違った表情と、荷物の量によって大きさを変えていただくことのできる実用性も兼ね備えたアイテムです。
すべて、職人手作業での生産です。
『松阪木綿』
江戸時代、松阪には、「織物の神様」として信仰を集めたお宮があり、京都西陣からも「衣服大祖」と月参するほど。
伊勢の大神宮にお供えする麻と絹を織るところで、正しくは「神麻続機殿(かんおみはたどの)」「神服織機殿(かんはとりはたどの)」と言います。
そこは、五世紀の後半、大陸から渡来した技術集団、漢織(あやはとり)、呉織(くれはとり)たちが住みついた松阪市の東部一帯であり、その地にわが国に初めて紡績のメカニズムが持ち込まれ、高度な技術によって、古代日本の一大紡織の中心地になりました。
やがて、エジプトやインドを原産地とする木綿が日本に伝えられます。
暖かく丈夫な木綿は「天下の霊財」とまで讃えられ、それはまさに衣料革命を引き起こすことになりました。
良質な木綿栽培には、いくつかの条件があり、一つ目は気候が温暖なこと、二つ目は水はけの良い土地であること、そして三つめは、肥料としてイワシを干した燐酸件の「干鰯(ホンカ)」が欠かせないことでした。
こうした条件を満たす地域が、伊勢湾岸と大阪湾岸だったのです。
江戸時代には、粋好みの江戸っ子の「普段着」として大変流行しました。
その理由は、松阪商人が江戸店(えどだな)での商いにより売り広めた為です。
その中心人物が、三井銀行・三越百貨店など三井財閥の産みの親になった、「三井高利(たかとし)」でした。
『正藍染』
正藍は「すくも」という藍の葉を100日ほど発酵させた原料を使い、灰の灰汁で藍を立てて染めます。
染める回数で(藍を重ねる回数)で色の濃淡が変わってきます。
からだに優しい天然染料で糸や繊維に付着した藍が紫外線を通さず抗菌、保温効果があると言われています。
使い込む程に色の表情が変化していく過程を楽しむことができる藍染です。
SIZE |
横幅/cm | 高さ/cm | マチ/cm | 持ち手立ち上がり/cm |
one size | 約32.0 | 約20.0 | 約17.0 | 約19.0~43.0 |
「サイズ採寸について」
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